- 2021/04/06 掲載
NY株、最高値更新=米雇用統計を好感
【ニューヨーク時事】連休明け5日のニューヨーク株式相場は、先週末に発表された米雇用統計を好感し、続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前営業日終値比373.98ドル高の3万3527.19ドルと、史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は225.48ポイント高の1万3705.59で引けた。
米株式市場が祝日で休場だった2日に公表された3月の米雇用統計は、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数が7カ月ぶりの大幅な伸びを記録。この日の経済指標も好調で、ダウは朝方から大きく上昇した。
新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、米国の大型インフラ投資による景気回復加速への期待も市場心理を強めた。市場では「その割には長期金利が落ち着いており、ハイテク株の買い要因となった」(日系証券)との指摘が聞かれた。
業種別では、一般消費財、IT、通信の上昇が目立つ一方、エネルギーは原油先物相場の下落を受けて売り込まれた。
【時事通信社】
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