- 2021/04/07 掲載
ヒンデンブルグ、中国のビットコイン関連企業エバンを空売り、12%下落
エバンは仮想通貨「ビットコイン」のマイニング機器を開発している。エバン株は12%以上急落した。
ヒンデンブルグは「エバンは『ビットコインのマイニング機器の大手メーカー』を自称しているが、こうした途方もない自称には裏付けがないことが調査で判明した」と指摘。
「エバンは2019年5月に最後のマイニング機器を発売したが、それ以降、売り上げはゼロ近くまで減少しており、20年上期は合計6000台しか納品していない」と述べた。
エバンは7日発表した声明で、ヒンデンブルグのリポートには多くの誤りや裏付けのない観測、不正確な解釈が含まれていると表明。今後さらにヒンデンブルグの主張を検証し、投資家の利益を保護するため、必要な措置を講じると述べた。
エバンは昨年6月に米ナスダックに上場。2月だけで2回の資金調達を実施し、1億7000万ドルを調達した。昨年11月にも資金調達を行っている。
ヒンデンブルグは、エバンが調達した資金は事業の拡大に充てられておらず、資金の多くが「内部関係者や疑わしい相手との一連の不透明な取引」を通じて社外に流出していることが調査で判明したと主張している。
ヒンデンブルグは今年2月に中国のブロックチェーン関連企業Sosを空売りしたほか、過去1年で、ローズタウン・モーターズ、ニコラ、カンディ・テクノロジーズ・グループなどの電気自動車メーカーや、保険のクローバー・ヘルスを空売り対象としている。
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