- 2021/04/08 掲載
米ロビンフッド、一部の端株取引データ報告せず
ロビンフッドのウェブサイトによると、同社は2019年12月に相対による端株取引を開始した。証券会社は全ての取引を報告するよう義務付けられているが、米金融取引業規制機構(FINRA)のデータによると、2021年1月25日の週からしか公表されていない。
ロイターは未報告の取引がどれくらいあるか確認できなかった。ロビンフッドの広報担当者はコメントを控えた。
店頭取引のデータは価格決定の参考にされる。FINRAによると、特定の取引が報告されなければ市場参加者が入手できる情報が少なくなりし、不公平な状況が生じる可能性がある。
一部の専門家は未報告の取引が全体のごくわずかのため、重大な問題にはならないと指摘している。
市場構造に詳しいジョージタウン大学のジェームズ・エンジェル教授(金融)は、ロビンフッドは違反を問われ、再発防止に取り組まざるを得ないだろうが、破綻に追い込まれるような厳しい罰を受けることはないと述べた。
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