- 2021/04/12 掲載
銀行・信金の貸出平残、3月は+6.3% 無利子期限前の駆け込みも
内訳では、都銀等の貸出平残が6.7%増と前月から伸び率が横ばいとなる一方、地銀・第二地銀は5.2%増、信金は8.6%増と前月を0.1%ポイント上回った。
残高では、地銀・第二地銀が270兆1127億円、信金が76兆1216億円となり、いずれも過去最高となった。
日銀は3月、貸出促進付利制度の導入を決めた。日銀の担当者は、現時点で資金需要が落ち着いていると指摘。その上で「実質無利子融資の申し込み期限が終わったこともあり、新制度も後押しする形で金融仲介機能がしっかり発揮されることを期待している」と話している。
3月の預金平残は都銀・地銀・第二地銀の3業態計で9.9%増の811兆8435億円となり、残高が過去最高となった。法人預金、個人預金とも伸びた。
(和田崇彦)
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