- 2021/04/15 掲載
全銀協会長に三井住友・高島氏=みずほ坂井氏は辞退―システム障害で
全国銀行協会は15日、次期会長に三井住友銀行の高島誠頭取(63)が就く人事を内定したと発表した。7月1日付で新体制を発足させる。内定していたみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は、傘下のみずほ銀行で2月末から相次いだシステム障害の再発防止対応に最優先で取り組むため、就任を辞退した。
みずほが大規模障害で会長職を辞退するのは2011年以来2度目。坂井氏は4月1日に就任予定だったが、3月中旬に就任を当面見合わせたいと申し出ていた。任期を延長している三毛兼承会長(三菱UFJフィナンシャル・グループ会長)は6月末まで続投する。
三毛会長は今月15日の記者会見で、坂井氏から辞退の申し出があったと説明。その上で、早期に新体制を決定して準備を進め、「新型コロナウイルス感染症が再拡大する中、銀行界として資金支援を最優先にさまざまな課題にしっかり取り組む」と強調した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する全国銀行協会の三毛兼承会長=15日午後、東京都千代田区
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