- 2021/04/16 掲載
凸版印刷、「マイナンバーカード×スマホ」で本人確認が可能に
「本人確認アプリ」は地方公共団体情報システム機構(J-LIS)が提供する公的個人認証システムと連携し、マイナンバーカードを使って本人確認を実行するものです。
具体的には、銀行口座やクレジットカードの申し込みをはじめとする金融機関取引や古物商い、シェアリングビジネスなど、非対面での各種サービス利用時に必要となる本人確認を行う場面で使用できます。サービス利用者はスマートフォンに搭載されているNFC(※1)を活用し、マイナンバーカードをかざすことで、凸版印刷のJPKIプラットフォーム(※2)と連携し、簡単かつスピーディに本人確認を行うことが可能です。また、サービス事業者は本人確認書類の確認作業を削減でき、業務負荷の大幅な軽減が図れます。
■ 開発の背景
従来、行政手続きや銀行口座・証券口座の開設、クレジットカード発行の際に本人確認を行うには、本人確認書類を伴う対面での手続きが必要でした。また、近年普及し始めている非対面での本人確認(eKYC)では自身の顔写真(セルフィ―画像)と本人確認書類画像の送付が必要となっており、生活者にとっては煩雑な手続き、サービス事業者にとっては事務部門による照合・点検作業が負担となっています。また、新型コロナウイルス感染拡大により、様々な業界で非対面手続きのニーズが高まっている一方で、不正利用やなりすましによる問題が顕在化し始めており、行政や金融機関と同等レベルの本人確認が求められている状況です。
凸版印刷は2017年3月より、認証業務に関するプラットフォーム事業者として総務大臣の認定を受けており、公的個人認証を活用した住宅ローンの電子契約手続きサービスを提供してきました。その中で、昨今のマイナンバーカード発行件数の増加や新型コロナウイルスによるニューノーマルな暮らしのあり方を鑑み、本人確認に特化したマイクロサービスの提供を開始します。これにより、スマートフォンとマイナンバーカードだけで簡単かつ確実な非対面での本人確認を行うことが可能となり、業界を問わず正確な本人確認を実施するサービスを提供することができます。
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