- 2021/04/21 掲載
伊ENI、石油事業の分離を検討 再生可能エネルギー移行を図る
同社は昨年、再生可能エネルギーへの移行と、石油・ガス生産の段階的な縮小に向けて大規模な事業改革を発表。事業分離はその一環となる。
同社は2019年、ノルウェーで石油・ガス事業を分離し、プライベート・エクイティ企業と合弁を設立した。現在も合弁企業の69.6%を保有している。合弁設立以降に受け取った配当金は13億ユーロ近くに上り、極めて収益性の高い投資だった。今回も同様の戦略を取る方針。
関係筋によると、Eniは、独立した事業体を設立することで昨年時点で267億ユーロ(322億ドル)に上る負債をバランスシートから切り離すことができる。その上で新たな資本を調達し、将来の会社の基盤となる再生可能エネルギーと低炭素事業を構築する考え。
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