桜田代表幹事、２期目に＝発信力強化が課題―経済同友会

経済同友会は２７日、東京都内で通常総会を開き、桜田謙悟代表幹事を再任した。２０１９年４月の就任から２期目（１期２年）に入る。桜田氏は総会後の記者会見で「発信力を高めていくことが重要だ」と述べ、従来の政策提言にとどまらない発信力の強化に取り組む方針を表明した。

総会では「企業には国家戦略の形成と実行を担う大きな責任がある」と述べ、国の政策への関与を強めていく考えを強調。同友会が昨年設置した多様な主体が日本の重要課題について議論する「未来選択会議」で、環境・エネルギー政策や財政などのテーマを取り上げ、「政策決定プロセスを揺さぶるような力を発揮していきたい」と語った。

さらに、スタートアップ企業が参加しやすい対話の場を設けるなど、次世代のリーダー育成にも力を入れる考えを示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕経済同友会の通常総会であいさつする桜田謙悟代表幹事＝２７日午後、東京都千代田区