- 2021/05/10 掲載
日経平均は3日続伸、米株高を好感 決算控え様子見ムード
TOPIXも3日続伸し0.99%高。東証1部の売買代金は2兆4641億6400万円だった。東証33業種では、鉄鋼、石油・石炭製品、非鉄金属、その他製品などの27業種が値上がり。半面、海運業、小売業、金属製品などの6業種は値下がりした。
みずほ証券のシニアテクニカルアナリスト、三浦豊氏は「企業業績に対するマーケットの期待値は日々高まっており、企業決算は利食い売りのきっかけとなってしまうようだ。ゴールデンウイーク休暇後で水曜日以降は国内の新型コロナウイルスの新規感染者数が増加するとの見方もあり、積極的に上値を追いづらい」との見方を示した。
個別では、日本郵船が4日ぶりに反落し3.18%安。朝方はプラス圏でのスタートとなったものの、昼休み中に発表した2022年3月期通期の業績見通しについて、営業利益が660億円(前年比7.7%減)と減益見通しとなったことが嫌気された。そのほか川崎汽船、明治海運、商船三井などの海運株も軟調だった。
ファーストリテイリングは4.83%安となり、日経平均を約161円押し下げる要因となった。そのほかアドバンテスト、セブン&アイ・ホールディングスも下落した。ソフトバンクグループ、ダイキン工業、エムスリーは上昇した。
東証1部の騰落数は、値上がり1482銘柄に対し、値下がりが614銘柄、変わらずが95銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29518.34 +160.52 29376.89 29346.14─29685.41
TOPIX 1952.27 +19.22 1936.91 1934.65─1955.51
東証出来高(万株) 112670.00 東証売買代金(億円) 24641.64
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