- 2021/05/11 掲載
ワークスアプリケーションズ、形態素解析器「Sudachi有償サポートサービス」を展開
■語解析市場の規模の拡大
自然言語処理(以下、NLP)の応用を含めたAIの市場が年々増加していく中で、特に成長が見込まれる分野として、画像認識、言語解析が挙げられています。言語解析については、コールセンターや契約書などでの適用が進んでいることから今後幅広い分野への拡大が予想されています。
■オープンソースソフトウェアとして公開されているSudachiを活用
Sudachiは企業が開発しており、機能が豊富かつ大規模な語彙を収録し、定期的に更新されているため、現在オープンソースソフトウェア(以下、OSS)形態素解析エンジンの中で注目を集めています。そこでSudachiのOSS提供を続けつつ、Sudachiについての保守サービスとSudachiを活用するコンサルティングサービスを有償サービスとして展開します。
【形態素解析器「Sudachi」】
OSSとして公開されている「Sudachi」は、既存の形態素解析器に不足する柔軟性や精度を兼ね備えた商用利用に耐えうる形態素解析器です。
「Sudachi」は、日本語における多様な表記の揺れに対応するとともに、形態素解析に必要な「辞書」に最新の単語を取り込み、定期的な更新・メンテナンスを行うことで商業利用に耐える高品質な解析性能を確保しています。画像やPDFに記載された文字列の読み取りや、自動会話プログラムにより会話形式で必要な情報を得ることのできる人工知能を用いたチャットボットなど、様々な解析の基礎的な処理に利用されています。
*1:AWS上で公開 https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/published-sudachidict-and-chive-on-aws-open-data/
*2:形態素解析 自然言語処理(NLP)の一部で、普段生活の中で一般的に使っている言葉である「自然言語」を形態素(言葉が意味を持つまとまりの単語の最小単位)にまで分割する技術
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