- 2021/05/13 掲載
楽天、赤字251億円=携帯基地局の投資重く―21年1~3月期
楽天グループが13日発表した2021年1~3月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が251億円の赤字となった。携帯電話事業で基地局を設置する投資負担が収益を圧迫した。1~3月期の赤字は2年連続。
売上高に当たる売上収益は前年同期比18.1%増の3915億円と過去最高だった。新型コロナウイルス感染拡大を受けた巣ごもり需要の高まりで、インターネット通販サイト「楽天市場」の取扱高が伸びた。一方、旅行予約サイトは苦戦し、スポーツ事業は赤字という。記者会見した三木谷浩史会長兼社長は将来、利益1兆円を目指すとした上で「今は売り上げが伸びており、(先行投資を)行っている」と赤字決算の理由を説明した。
昨年4月に本格参入した携帯電話事業では、契約申込数(11日現在)が410万件に達した。
また、物流事業で資本業務提携した日本郵政グループと保険分野でも提携協議を始めたことを明らかにした。
【時事通信社】 〔写真説明〕13日午後、記者会見する楽天グループの三木谷浩史会長兼社長(同社提供)
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