- 2021/05/17 掲載
応用脳科学コンソーシアム、脳情報をベースに評価・探索・予測するAIの研究開発を開始
まずは、(1)視覚と嗅覚のクロスモーダル価値、(2)視覚と触覚のクロスモーダル価値、(3)空間感性価値、(4)コミュニケーションにおける感性価値、などに関して脳科学とAIの融合研究によるAIの開発を行なってまいります。
CANでは今後、設立の趣旨に同意いただき参加してくださる企業を様々な異なる分野から広く募集し、さらなる研究開発の道のりを模索していく予定です。
■開発の背景
人間は多くの場合、視覚を中心に聴覚、さらに触覚、嗅覚、味覚など五感を通じて人間の外からの様々な環境変化の情報を脳に入力し、その変化に対応するために脳がその情報を認知し、様々な選択肢の中から意思決定を行ない行動に移します。
日常生活において脳に入力される情報は、時間の経過や環境によって異なることがわかっています。そして、同じ入力情報でも、個人の知覚センサー特性、本能的・経験的・学習的な脳特性によってその処理が異なり、異なる意思決定、異なる行動を引き起こすことがあります。
一方、現在、企業は、大きな流れとなりつつある市場の細分化やマスパーソナライゼーション化の流れに効率的に対応できる事業体制の構築が必要になっています。
このような背景のもと、CANでは脳情報を活用し、脳特性をモデル化することによって、様々な感性価値の評価、探索、予測に資するAIの研究開発に取り組んでいます。
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