- 2021/06/16 掲載
かんぽ生命「信頼回復へ全力」=日本取引所、トヨタも―株主総会
日本郵政傘下のかんぽ生命保険は16日、東京都内で定時株主総会を開いた。保険の不正販売問題で自粛していた営業活動を4月に本格再開して以降、初めての総会。千田哲也社長は冒頭のあいさつで、「再発防止に全社を挙げて取り組んできた。お客さまと向き合い、信頼してもらえる会社となれるよう全力を尽くす」と強調した。
総会は新型コロナウイルス感染防止のためインターネットでも中継、会場には62人の株主が参加した。時間は34分と前年(29分)並み。
この日は、日本取引所グループ(JPX)やトヨタ自動車も株主総会を開催。JPXの総会では、昨年10月に傘下の東京証券取引所でシステム障害が発生し株式売買が終日停止した問題を受け、株主から再発防止への取り組みを問う声が上がった。JPXの清田瞭最高経営責任者(CEO)は「世界の取引所業務はシステムの重みが増している」と説明し、専門人材の育成を進める考えを示した。
トヨタの総会では、今後の経営戦略や開発中の水素エンジンなどについて質問が出た。
【時事通信社】 〔写真説明〕かんぽ生命保険の株主総会に向かう株主ら=16日午前、東京都港区
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