- 2021/06/17 掲載
中国企業は元高に期待すべきでない=外為市場自律規制機関
同機関は、人民元は年初来、基本的に安定推移しているが、企業は元安リスクを警戒すべきだと指摘。
元安要因として、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和終了、米経済回復に伴うドル高を挙げた。
新型コロナウイルス禍で落ち込んだ世界の供給能力が回復していることによる中国輸出への圧力、資産バブルがはじけた場合の米国への資金逃避の可能性なども元安要因となり得る。
声明は、中国の市場主導型の人民元相場の下では、「為替レートは変動し得るため、正確な予測は不可能であり、上下の変動が標準だ」ととした。
その上で、輸出入業者に対し、「リスクに中立的な」考えを受け入れ、元の変動の悪影響を最小化するためのヘッジ手段を利用するよう促した。
PR
PR
PR