- 2021/06/17 掲載
レモン缶酎ハイ、新商品続々=さっぱり感が人気、シェア争い激化
レモン風味の缶酎ハイにメーカー各社が力を入れている。さっぱりとした飲み口が幅広い世代に受け入れられ、市場は拡大。夏を前に、各社は相次いで新商品を投入しており、シェア争いが激しさを増しそうだ。
サッポロビールは16日、新ブランド「ウォーター
サワー」を8月24日に発売すると発表した。同社は今年3月、居酒屋で飲む本格的なレモンサワーをうたった別の新商品を投入したばかり。新ブランドは無糖で、アルコール度数を3%に抑えた。20~30代の若者向けにレモンのほか、オレンジ味も用意した。
日本コカ・コーラも若年層をターゲットに、「ノメルズ
ハードレモネード」を21日に発売する。人気のレモンサワー「檸檬堂(れもんどう)」に続く、酒類第2弾。レモネードにアルコールを加えた。
サントリースピリッツは、今年1~5月のレモン味缶酎ハイの販売数量が、前年同期に比べて21%伸びたと推計。市場をリードする同社は「こだわり酒場のレモンサワー」の期間限定商品を今月発売。キリンビールは「発酵レモンサワー」、アサヒビールは「ザ・レモンクラフト」がそれぞれ好調だという。
缶酎ハイはこれまで、アルコール度数の高い商品が市場をけん引してきたが、「最近のトレンドは『レモン』だ」(大手メーカー)という。食事に合わせたり、気分転換のお供にしたりと、さまざまな場面で飲みやすいことが人気の秘密だ。
【時事通信社】 〔写真説明〕サッポロビールが発売する缶酎ハイの新ブランド「ウォーターサワー」
PR
PR
PR