- 2021/07/20 掲載
ボルボ、第2四半期利益は予想やや下回る 半導体不足が響く
需要は好調だったが、半導体不足に伴うサプライチェーンの混乱が響いた。
同社は、トラック、建設機器、バス、エンジンを製造している。
調整後の営業利益は97億3000万スウェーデンクローナ(11億2000万ドル)。前年同期は32億7000万クローナだった。
リフィニティブのデータによると、市場予想は98億4000万クローナ。
トラック市場は、昨年の新型コロナウイルス禍から急ピッチで回復しているが、世界的な半導体不足で生産体制が混乱。納品までの期間が長引いており、コストの増加につながっている。
同社は、第2・四半期について、大規模な生産停止で苦戦を強いられたと表明。
ルンドステッド最高経営責任者(CEO)は「トラック生産と他の部門は、下半期もさらに混乱と生産停止に見舞われるだろう」と述べた。
大型トラックの需要は好調。新型コロナ流行に伴うオンラインショッピングの急増で、貨物量が増えており、運送料金も上昇。運送会社が、感染拡大初期に保留していた大型トラックの発注を増やした。
「マック」「ルノー」「ボルボ」ブランドなどのトラックの受注は、前年同期比143%増。欧州と北米の市場が堅調に拡大するとの予想も据え置いた。
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