- 2021/07/21 掲載
米国株式市場=反発、好決算が追い風 景気再び楽観視
ダウ工業株30種が主導し、主要株価3指数がいずれも1%超上昇した。
S&P総合500種は4営業日ぶりに上昇し、3月以来の大幅な上昇率を記録。ナスダック総合は6営業日ぶりにプラスとなった。
ホライゾン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は、押し目買い意欲が見られると語った。
景気に敏感な小型株や輸送株が相場全体をアウトパフォームした。
債券市場で米10年債利回りが前日の5カ月ぶり低水準から切り返したことを受け、金利に敏感な銀行株も2.6%高と好調だった。
S&P500の主要11セクターでは、主要消費財を除く全業種がプラス圏で終了。工業は2.7%高となった。
第2・四半期決算シーズンは本格化しつつあり、これまでにS&P500構成企業56社が発表を終えた。リフィニティブによると、このうち91%がコンセンサス予想を上回った。
個別銘柄では、石油サービス会社ハリバートンが3.7%高。原油価格の上昇により油田サービスへの需要が高まった。
モデルナは、21日からS&P500構成銘柄に採用されるのを前に、商いを伴って2%下落した。
ネットフリックスは引け後の時間外取引で3%超下落。7─9月期の契約件数の増加見通しが市場予想を下回った。
チポトレ・メキシカン・グリルは引け後の取引で2%超上昇。第2・四半期決算で既存店売上高と営業利益率が市場予想を上回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を4.44対1の比率で上回った。ナスダックでは3.59対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は106億2000万株。直近20営業日の平均は101億9000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 34511.99 +549.95 +1.62 33981.79 34621.79 33981.79
前営業日終値 33962.04
ナスダック総合 14498.88 +223.89 +1.57 14330.46 14555.75 14271.23
前営業日終値 14274.98
S&P総合500種 4323.06 +64.57 +1.52 4265.11 4336.84 4262.05
前営業日終値 4258.49
ダウ輸送株20種 14548.31 +284.05 +1.99
ダウ公共株15種 902.50 +3.32 +0.37
フィラデルフィア半導体 3190.95 +43.44 +1.38
VIX指数 19.73 -2.77 -12.31
S&P一般消費財 1443.90 +24.43 +1.72
S&P素材 503.94 +6.00 +1.20
S&P工業 866.50 +23.09 +2.74
S&P主要消費財 731.06 -0.58 -0.08
S&P金融 597.93 +14.12 +2.42
S&P不動産 289.74 +5.34 +1.88
S&Pエネルギー 360.26 +4.90 +1.38
S&Pヘルスケア 1500.69 +17.82 +1.20
S&P通信サービス 265.79 +2.90 +1.10
S&P情報技術 2641.78 +38.33 +1.47
S&P公益事業 332.88 +1.29 +0.39
NYSE出来高 11.12億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 27755 + 345 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 27730 + 320 大阪比
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