- 2021/07/22 掲載
米ベーカー・ヒューズ、第2四半期利益が予想下回る リストラ費が圧迫
石油の需要は、新型コロナウイルス禍に見舞われた昨年の低水準から回復したものの、エネルギー会社は支出や生産を抑えているため、油田サービスへの支出もわずかしか増えていない。
シモネッリ最高経営責任者(CEO)は声明で、新型コロナの変異株の脅威が石油需要の回復に立ちはだかる可能性があるものの、今年は事業環境の回復に伴い、支出や活動が活発化するとの見方を示した。
ベーカー・ヒューズは、技術重視型に転換しており、伝統的な油田事業は一部売却している。油田サービス部門の売上高は前年比約2%減少し、油田設備の売上高も同8%減少した。
年後半の油田サービスについて、シモネッリ氏は国際市場で1桁後半─2桁前半の成長率、北米は緩やかな成長を見込んだ。北米のリグ数は年内に50基程度増加すると予想した。
第2・四半期の調整後純利益(会社帰属)は8300万ドル、1株当たり0.10ドル。第1・四半期は9100万ドル、1株0.12ドル。リフィニティブIBESがまとめたアナリストの予想は1株0.16ドルだった。
売上高は51億4200万ドル。アナリスト予想の49億4800万ドルを上回った。
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