- 2021/07/22 掲載
消費者物価の大幅な上昇、長期的インフレを意味せず=英中銀副総裁
ブロードベント氏は、過去にインフレ圧力がどのように緩和したかや、英雇用市場は普通、物価面のショックを増幅させないことを挙げ「今後数カ月は(物価上昇が)さらに進むとわれわれは認識しているが、現行の消費財の値上がりは個人的には1年半─2年にわたるインフレ高進を意味するとは思わない」と述べた。
総需要の伸びの見通しは引き続き重要だとし、金融政策委員会は労働市場のデータを注視する必要があると指摘した。
英国の労働市場については、かつては柔軟だったが、新型コロナウイルスのパンデミックを受けた需要の新たなパターンにどれほど速く適応するか、あまり確信がないと述べた。
現在の賃金データは、政府の雇用支援措置などによってゆがめられているとし「そういう要因を除外した基調的な賃金の伸びは、失業率のみで説明するより力強いのではないかと思う」と述べた。
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