- 2021/07/27 掲載
ボーイングのジェット機、CO2排出量は1機当たり100万トン
投資家や環境活動家の間では、企業のCO2対策に関するデータを求める声が強まっており、今回のボーイングのように、顧客の製品利用に伴う排出量(スコープ3)の情報を開示する企業が増えている。
欧州の航空機大手エアバスも2月に同様のデータを公表した。
ボーイングとエアバスが昨年引き渡したジェット機の耐用期間中の総排出量は、CO2換算で6億トンとなる見通し。新型コロナウイルスの流行で引き渡しが減ったため、推定排出量も減少した。
ボーイングのデーブ・カルホーン最高経営責任者(CEO)は、同社初のサステナビリティー報告書で「製品のライフサイクルのあらゆる段階で環境への影響を大幅に減らしていく」と表明。2030年までには、サステナブル航空燃料だけでジェット機を運航できるようになるとの見通しを改めて示した。
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