- 2021/08/05 掲載
独アディダス、2021年の業績予想を上方修正 第2四半期も好決算
人気スニーカー「NMD」の新作発売を予定しているほか、オリンピックや欧州サッカーなどのスポーツイベント開催が背景にある。
2021年の売上高は最大で20%増となる可能性もあるとし、前回予想の「10%台後半」から引き上げた。継続事業の純利益は14─15億ユーロになると予想。前回予想は12億5000万─14億5000万ユーロだった。
第2・四半期の売上高は52%増の50億7700万ユーロ(60億1000万ドル)、営業利益は5億4300万ユーロとなり、アナリスト予想平均の49億7000万ユーロ、4億5800万ユーロをそれぞれ上回った。
為替変動の影響を除く売上高は、北米および欧州・中東・北アフリカ地域でほぼ倍増。一方、大中華圏では16%減少した。これは、中国が1年前に新型コロナウイルス危機からの強い回復を見せていたこと、新疆ウイグル自治区の人権侵害問題を受けて新疆綿を調達しない方針を示した同社を含む欧米ブランドが、インターネット上で糾弾されたことが要因となった。
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