- 2021/08/05 掲載
6月の米貿易赤字、過去最大=消費旺盛で輸入増
【ワシントン時事】米商務省が5日発表した6月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易赤字は前月比6.7%増の約757億ドル(約8兆3000億円)となり、単月で過去最大となった。新型コロナウイルスワクチンの普及で個人消費が回復し、輸入も最大だった。
輸入は2.1%増の2834億2100万ドル。食料品や飲料が過去最高を記録した。
輸出は0.6%増の2076億7200万ドルと、2019年12月以来の高水準となった。
6月の国・地域別のモノの赤字幅は対中国が首位。日本は8位だった。
一方、21年上半期のモノとサービスを合わせた貿易赤字は計4285億7300万ドルと、前年同期比46.4%の急増を記録した。
中国に対する上半期の赤字は同20.8%増。対中赤字は減らず、米中貿易協議「第1段階合意」で中国側の対応が遅れている現状が浮き彫りとなった。
【時事通信社】
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