- 2021/08/06 掲載
日経平均は続伸、午後は模様眺め強まる 米雇用統計控え
5日の米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が終値ベースの最高値を更新して取引を終了。米雇用統計の発表を控える中、新規失業保険申請件数が減少したことが手掛かりにされた。
これを受けて日本株は上値を追う展開になった。連日発表される企業決算で好調な内容が多いことが株価の下支えになっている。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響が引き続き懸念されるほか、3連休前の週末とあって次第に見送り気分が強くなり、後半は小幅高の水準でもみあいに終始した。
市場では「米雇用統計を見極めたいという投資家が多いほか、週末とあって積極的な買いがみられない。それでも、好決算が相次ぐことで、相場全体は底堅さを増してきたのは確かだ」(東海東京調査センター、シニアストラテジストの中村貴司氏)との声も聞かれる。
TOPIXは0.02%高。東証1部の売買代金は2兆4316億1400万円とやや膨らんでいる。東証33業種では、パルプ・紙、石油・石炭製品、精密機器などが上昇したが、その他製品、倉庫・運輸関連業が値下がりした。
個別では、ソニーグループが小じっかりとなったほか、資生堂が大幅高。後場の立ち会い中に上方修正を発表したグローブライドがストップ高に買われた。半面、トヨタ自動車、日本郵船はさえない。
東証1部の騰落数は、値上がり1055銘柄に対し、値下がりが1025銘柄、変わらずが109銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27820.04 +91.92 27709.22 27709.22
─27888.87
TOPIX 1929.34 +0.36 1927.63 1923.43
─1932.47
東証出来高(万株) 99169 東証売買代金(億円) 24316.14
PR
PR
PR