- 2021/08/06 掲載
社長報酬返納=三重大病院汚職で―小野薬品
三重大病院の薬剤発注をめぐる贈収賄事件で、小野薬品工業は6日、本社にも責任があったとする調査結果を受け、相良暁社長が報酬の30%を3カ月間自主返納すると発表した。営業担当の専務執行役員は執行役員に降格させた。
この事件では、同社の元社員2人が三重大病院の元教授に対し薬剤の多数発注を依頼。同社は、その見返りに預金口座へ現金200万円を振り込んだ。
外部弁護士による調査委員会がまとめた報告書では、元社員2人のほか、本社の責任者が寄付金を漫然と決裁したと明示。「寄付金を営業活動に使ってもいいという風土が根強く存在したことがうかがわれる」として、営業本部の責任を指摘した。
【時事通信社】
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