- 2021/08/09 掲載
米シティの豪個人金融部門、NABが8.8億ドルで買収へ
NABは、豪金融の8割以上を握る4大銀行の一角だが、買収によりさらなるシェア拡大を目指す。
マキューアン最高経営責任者(CEO)は「クレジットカード・決済部門は急速に進化しており、決済・取引データのより大きいシェアへのアクセスは個人金融事業における製品・サービス革新の助けになる」と述べた。
シティは4月、収益改善に向けた改革の一環で米国外13市場の個人金融事業から撤退する方針を示していた。
シティの豪個人金融部門は、6月末時点で貸出資産が122億豪ドル、預金は90億豪ドル。
合意によると、シティの行員800人と幹部はNABに移籍する。シティの法人部門と関連技術やプラットフォームは買収対象にはなっていない。
NABは3年間に税引き前で年1億3000万豪ドルの経費節減を見込む。また2022・23年度に1億6500万豪ドル投じて統合事業向けの新たな無担保融資プラットフォームを構築する予定。
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