• 2021/08/10 掲載

今年のウォール街賞与、投資銀行は10年ぶりの高額か=調査会社

ロイター

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[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米大手金融機関の大半の従業員が受け取る今年の賞与は2桁の伸びに達する見通しで、特に投資銀行部門は約10年ぶりの高額になる可能性がある――。コンサルティング会社ジョンソン・アソシエーツが、こうした分析をまとめた報告書を公表した。

昨年は新型コロナウイルスの感染対策として実施したロックダウンが経済に大打撃を与えたため、米大手金融機関の賞与は横ばいか減少を強いられた。しかし今年分の賞与が再び上向いたことは、業界がパンデミックの痛手から立ち直った証拠と言える。

報告書を作成したアラン・ジョンソン氏は「業界は昨年時点で想定できなかったようなレベルの業績になっている」と述べた。

ジョンソン氏によると、投資銀行で働く人々は企業合併・買収(M&A)が急増したおかげで賞与が膨らむ見込み。証券引き受け関係は30-35%、M&A助言や株式の売り出し、トレーディング関係は20-25%の伸びになってもおかしくない。資産運用会社やヘッジファンド、プライベートエクイティ(PE)の従業員も10-15%の増加が期待される。半面、債券トレーダーとリテール・商業銀行関係は横ばいにとどまりそうだという。

ここ数カ月大手行は、業界の基準に基づいてもなおことさら仕事の負担が大きい入社1年目と2年目の従業員に対して報酬を引き上げる取り組みも進めてきた。ただジョンソン氏は「これはお金の問題ではない。彼らは過重労働に終わりが見えないと感じているのだ」と指摘し、金銭面の待遇が改善したところで十分な幸福感は得られないのではないかとの見方を示した。

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