- 2021/08/10 掲載
豪企業景況感指数、7月も大幅低下 コロナ封鎖で信頼感にも打撃
7月の企業景況感指数はプラス11と、前月から14ポイント低下した。ロックダウン前に過去最高水準を記録していたことから、依然として長期平均は上回っている。
企業信頼感も19ポイント低下し、マイナス8となった。シドニーと周辺地域の大半が7月を通じて封鎖されたニューサウスウェールズ州で落ち込みが目立った。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「2021年初めから半ばにかけて見られた企業部門の強さが、経済の混乱再燃を受けて弱まっている。ただ、20年初めの低水準までは悪化していない」と指摘。
「調査では直近のロックダウン前に非常に強いモメンタムが見られていたことから、制限措置がいったん緩和されれば経済が比較的早期に回復することが期待される」と述べた。
厳しい移動制限が敷かれ、レストランでの店内飲食やスポーツジムから美容院までさまざまなビジネスの営業が禁止される中、サービス部門が特に大きな痛手を負っている。
販売指数は20ポイント低下のプラス12、収益性指数は19ポイント低下のプラス6、雇用指数は8ポイント低下のプラス10となった。設備稼働率も81.2%に大きく低下した。
調査は7月20─30日に実施された。
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