- 2021/08/11 掲載
カナディアン・パシフィック、米カンザス買収提示額引き上げ
カンザスシティー・サザンは5月、カナディアン・ナショナル・レールウェイによる買収案を受け入れたが、規制当局の米陸上運輸委員会(STB)は同案の議決権信託についてまだ承認していない。
カナディアン・パシフィックの新たな提示額は依然としてカナディアン・ナショナルの案(290億ドル)を下回るものの、同社は当局が競争上の懸念からカナディアン・ナショナル案を承認しないと見込んでいる。
カナディアン・パシフィックの新たな買収案は、現金と株式の組み合わせで1株当たり300ドル。カナディアン・ナショナルの案は1株当たり約321ドル。
カンザスシティー・サザンは発表文書で、取締役会がカナディアン・パシフィックの提案を評価し、追って回答するとした。
同社は、19日に予定されるカナディアン・ナショナル案の株主投票を延期する権限があり、カナディアン・パシフィックの提案を選択した場合には、株主投票を取りやめることになる。
カナダ勢のどちらがカンザスシティー・サザンを買収しても、新会社はカナダ、米国、メキシコを初めてつなぐ鉄道網を手に入れることになる。
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