- 2021/08/11 掲載
11日の日経平均は4日続伸、ダウ最高値で景気敏感株に買い
10日の米国株式市場はインフラ投資法案の可決を受け、ダウ工業株30種とS&P総合500種が最高値を更新した。米株高の流れを引き継ぎ、東京株式市場でも景気敏感株を中心に底上げの動きがみられた。
TOPIXは4日続伸し0.92%高で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆6453億2800万円となった。東証33業種では、情報・通信業、サービス業、精密機器の3業種を除く30業種が値上がり。ゴム製品、海運業、鉄鋼、銀行業などが値上がり率上位となった。
市場では「鉄鋼などインフラ投資法案に沿った銘柄が買われている。夏季休暇シーズンではあるものの、一部の海外投資家は買いに動いているようだ。景気敏感株は総じて底堅いが、(新型コロナウイルスの変異種)デルタ株への警戒感もあり、今後はばらつきがみられるだろう」(松井証券のシニアマーケットアナリスト、窪田朋一郎氏)との声が聞かれた。
個別では、ソフトバンクグループが反落し1.76%安。一時年初来安値を更新した。前日に発表した第1・四半期の連結純利益が前年同期比39.4%減の7615億円となったことや、自社株買いの発表の見送りが嫌気された。
そのほか、東京エレクトロン、アドバンテストなどの半導体関連が軟調。ファーストリテイリングは3日続伸し、2.12%高となった。
東証1部の騰落数は、値上がり1498銘柄に対し、値下がりが621銘柄、変わらずが71銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28070.51 +182.36 28045.84 27974.99─28146.68
TOPIX 1954.08 +17.80 1947.28 1946.32─1956.20
東証出来高(万株) 116013.00 東証売買代金(億円) 26453.28
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