- 2021/08/16 掲載
日本ユニシス、SIP 自動運転 シミュレーションモデルの使用体験を実施
センサーメーカー、ソフトウエア会社、大学など産学12機関からなる「DIVP コンソーシアム」を形成し、さまざまな交通環境下における再現性の高い安全性評価を行うため、実現象と一致性の高いシミュレーションモデルの開発に着手し、このモデルに基づいた仮想空間における安全性評価プラットフォーム「DIVP(Driving Intelligence Validation Platform)」の構築に取り組んでいます。
SIP 自動運転において、11月2日から東京臨海部実証実験フィールドである臨海副都心地域(お台場)の環境を仮想空間上で再現したシミュレーションモデルの使用体験を実施します。
【シミュレーションモデルの使用体験概要】
参加者は、DIVP検証プラットフォームプロトタイプ版「走行環境-電波伝搬-センサーモデル」でのシミュレーション実行結果と関連する情報、自動運転システムの開発、評価における有用性を確認いただきます。
今回のシミュレーションモデル使用体験においては、実測に基づくNCAP(注1)環境、および臨海副都心地域の仮想環境でのシミュレーション群を、シナリオパッケージとして用意しており、参加者は、このパッケージの実行結果にて、実際の環境要因(運転環境、道路、地形、天候など)が組み合わされた、現実の世界で起こり得るセンサーにとっての弱点(限界)を検証できます。また、この再現性に優れた仮想空間において、さまざまな条件設定で、安全性検証の作業効率化などを確認いただきます。
日本ユニシスは、シミュレーションモデルの使用体験の運営とともに、自動運転を実用化し普及拡大していくことにより、交通事故の低減、交通渋滞の削減、交通制約者のモビリティの確保、物流・移動サービスのドライバー不足の改善・コスト低減などの社会的課題の解決に貢献し、すべての人が質の高い生活を送ることができる社会の実現を目指すSIP 自動運転の理念に賛同しています。
(1)シミュレーションモデル使用体験の実施期間
2021年11月2日~2022年1月末
(2)参加者
自動運転技術の研究開発を行う、国内外の自動車メーカー、自動車部品メーカー、大学等の法人・研究機関等を対象とします。
(3)参加者募集期間
2021年8月4日(水)~2021年10月15日(金)
今回、SIP 自動運転では、東京臨海部実証実験フィールドである臨海副都心地域の環境を仮想空間上で再現したシミュレーションモデル使用体験の参加者を募集します。
シミュレーションモデル使用体験の参加者募集は、管理法人の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施します。詳細は以下をご参照ください。
https://www.nedo.go.jp/news/other/ZZCD_100042.html
(注1)NCAP(New Car Assessment Program、新車アセスメントプログラム)は、1979年よりアメリカで実施されている自動車の安全性の評価。また、他の国や地域で実施されている評価にも名称が使用されている。
※記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
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