- 2021/08/26 掲載
JOYYの大株主が非公開化を計画、最大80億ドル=関係筋
事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。
非公開化を計画しているのは、JOYY会長のデービッド・リー氏と小米科技(シャオミ)の創業者である雷軍氏。米国市場で企業価値が過小評価されているとして非公開化を計画しているという。
JOYYの時価総額は過去1カ月の平均で39億ドル。これに対し、四半期決算によると、6月30日時点の純資産は56億ドルとなっている。
関係筋によると、両氏はJOYY株を1株当たり75-100ドルで買い付ける案を検討。過去1カ月の平均株価に50-100%のプレミアムを乗せる計算になる。
両氏やJOYYのコメントは取れていない。
2020年の年次報告書によると、リー氏はJOYY株の23.2%、雷氏はJOYY株の7.8%を保有。リー氏は議決権の76%を握っている。
米国では、米中関係の緊張が高まる中、米国に上場する中国企業の監視を強化する動きが出ている。
関係筋によると、両氏は年内に非公開化を完了することを目指している。非公開化後に、JOYYの主要資産で、シンガポールを拠点とするBIGOをスピンオフする計画で、香港市場に上場させる可能性が高いという。
BIGOは、ライブストリーミングサービス「BIGO LIVE」やショート動画サービス「Likee」を運営している。
JOYYは2005年に創業。2012年にナスダックに上場した。
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