- 2021/09/01 掲載
独小売売上高指数、7月は前月比-5.1% 予想以上の落ち込みに
市場予想(0.9%低下)以上の落ち込みとなった。6月改定値は4.5%上昇、5月は4.6%上昇だった。
統計庁は、6月に国内の大部分の地域で新型コロナウイルス流行に伴う外出制限が解除されたため、前月との比較に大きなゆがみが生じたと説明した。
前年比では0.3%低下。新型コロナ危機前の2020年2月との比較では3.8%上昇した。
ドイツ経済は第2・四半期にプラス成長に回帰したが、サプライチェーン問題で工業生産が鈍化し、他のユーロ圏各国より力強さが劣っていた。
バンクハウス・ランペのアナリスト、アレクサンダー・クルーガー氏は、労働市場が力強く、新型コロナ流行を受けて導入された短時間労働制度の利用を縮小する企業が増える中、小売売上高は向こう数カ月で回復しそうだと見通す。ただ、第3・四半期の家計支出による経済への寄与は、多くが期待していたほどに力強くはならない可能性を指摘した。
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