- 2021/09/02 掲載
ユーロ圏インフレ、ECB予想を上回るリスク=独連銀総裁
欧州連合(EU)統計局が前日に発表した8月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年比3.0%上昇と、10年ぶりの大幅な伸びとなった。
ワイトマン総裁は講演で「現在は上方リスクが優位になっていると考えている」とし、「一時要因がインフレ期待の上昇につながり、賃金の上昇が加速すれば、インフレ率は長期的に顕著に上向く可能性がある」と述べた。
その上で、拡張的な金融政策はなお適切との見方を示しながらも、経済が回復し、インフレが上向く中、ECBはパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の終了に向け準備し始める必要があると語った。
ただ、PEPPは段階的に終了させる必要があるとの考えを示した。
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