- 2021/09/02 掲載
成長戦略会議、デジタル化・グリーン成長戦略など検討課題案を提示
新型コロナウイルス対策に全力を挙げると同時に、日本経済が力強い成長を実現できるように成長戦略を強力に推進する必要があるとしている。
具体的な課題案として、デジタル庁による医療や介護、教育などのデジタル化支援や、デジタル技術を用いた規制の具体化などが提示された。また、グリーン成長戦略の分野では、EV用の蓄電池の国内生産設備の形成やEV向けの充電設備の整備、自動車のサプライチェーンにおける事業者の事業再構築の促進などを議論する方針。
少子化対策や「人」への投資強化として、事業者とフリーランスが契約する際の法制面の整備やフリーランスへの労災保険の特別加入の対象拡大、リカレント教育などの能力開発、子ども政策・子育て支援を課題案として挙げた。
一方、経済安全保障の分野においては、半導体工場の国内への立地支援やレアアース(希土類)などの重要技術・物資のサプライチェーン、重要技術の育成支援などについて議論を進める。また、スタートアップ企業を生み出し、その規模を拡大する環境を整備する必要があるとして、新規株式公開(IPO)における価格設定プロセスの見直しや出資者との契約の適正化に向けたガイドラインを検討する見通し。
新型コロナウイルス感染拡大で大きな影響を受けている業種などの将来に向けた事業再構築・事業再生の支援や、中小企業の私的整理のガイドライン策定なども今後議論する方向だ。
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