- 2021/09/03 掲載
「関西スーパー」争奪戦へ=オーケーが買収案、H2Oに対抗
首都圏が地盤のディスカウントスーパー「オーケー」(横浜市)が、関西を拠点とする食品スーパー「関西スーパーマーケット」(兵庫県伊丹市)の買収を目指す方針を決めたことが2日、分かった。関西スーパーは、筆頭株主のエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリング傘下のスーパーと経営統合すると8月末に発表したばかり。人口減少による市場縮小が見込まれる中、オーケーとH2Oによる争奪戦に発展する可能性が高まった。
オーケーは、関西スーパーの発行済み株式の7.69%(3月末時点)を保有する第3位株主。関西スーパーが10月29日に開催予定の臨時株主総会で経営統合案に反対する。対案として、TOB(株式公開買い付け)による関西スーパーの子会社化を打ち出す構え。TOBの買い付け価格は、関西スーパー株の9月2日終値(1374円)を6割以上も上回る2250円を提示する方針で、買収額は600億円規模に達する可能性がある。
【時事通信社】
PR
PR
PR