ミネベアミツミ、芝浦電子へのＴＯＢ価格6200円に引き上げ　ヤゲオと同額に

Kentaro Okasaka

［東京　１４日　ロイター］ - ミネベアミツミは１４日、芝浦電子への株式公開買い付け（ＴＯＢ）価格を６２００円に引き上げると発表した。同じく芝浦電子へのＴＯＢを実施している台湾の電子部品メーカー、ヤゲオと同額になる。

芝浦電子に対しては、ヤゲオが同意なき買収を提案したのに対し、ミネベアミツミはホワイトナイト（友好的な買収者）としてのＴＯＢを提案。ミネベアミツミは１株５５００円で、ヤゲオは同６２００円でそれぞれＴＯＢを開始した。

その後両社とも数度にわたりＴＯＢの期間を延長。現在はいずれも今月１８日まで延長している。ヤゲオについては、外為法による当局の審査が完了しない状態が続いている。

芝浦電子も同日、１３日にミネベアミツミからＴＯＢ価格を６２００円に引き上げると連絡を受けたことを公表した。