• 2021/09/04 掲載

スイス中銀の拡張的政策は引き続き重要=メクラー理事

ロイター

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[チューリヒ 3日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のメクラー理事は、消費者物価指数が上昇してスイス経済の好調さを示したものの、インフレ率自体が低いのを踏まえると拡張的な金融政策が引き続き重要だと訴えた。スイス紙ル・タンが3日掲載したインタビューで語った。

メクラー氏は「(物価上昇率の回復は)経済が正しい方向に進んでいることを示す非常に具体的な兆候だ」としつつ、「現在の上昇率は0.9%で、物価安定の定義の範囲内に完全に収まっている」と語った。

SNBの次回の政策決定会合は9月23日に開かれる。メクラー氏は心臓手術を受けたジョルダン総裁が出席するかどうかは不明だが、術後に順調に回復していると説明した。

SNBの政策金利はマイナス0.75%と、世界で最も低い水準。2015年以降にマイナス金利と外国為替市場への介入準備の両方を駆使し、物価安定目標から外れる恐れがあるスイスフランの上昇を抑制している。

他の中央銀行は新型コロナウイルス関連の金融緩和策の縮小を示唆しているが、メクラー氏はスイスの物価上昇率が低い水準なのは、マイナス領域に容易に押し戻される可能性を意味すると指摘。「だからこそ、拡張的な金融政策の継続が重要だ」と述べた。

また「全体的にうまくいっているのは事実だが、不確実性は依然として非常に大きい」とし、新型コロナ感染がさらに拡大するリスクがあると指摘した。

スイスフランの価値は依然高いものの、11年や15年のような過去の危機的状況の時ほどではないとも語った。

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