- 2021/09/08 掲載
米フォード、アップルの自動車プロジェクト責任者を引き抜き
フィールド氏は直近ではアップルの特別プロジェクト担当バイスプレジデントを務めたほか、以前はテスラのエンジニアリング担当上級バイスプレジデントだった。フォードでの勤務経験もある。
フォードによると、フィールド氏はファーリー最高経営責任者(CEO)に直属し、ソフトウエア・コネクティビティ―戦略を率いるほか、最高プロダクトプラットフォーム・執行責任者であるハウ・タイタン氏と連携する。
同社は7日、タイタン氏が自動車とトラックの開発・設計およびサプライチェーンなどのオペレーションを統括すると明らかにした。
ファーリーCEOは記者向け電話会見で「これはわが社にとって重大な分岐点だ」と述べた。
昨年10月の就任以来、ファーリーCEOは稼ぎ続けるためにはより力強いデジタルサービスとコネクションの開発が重要だと強調してきた。
同CEOは「将来の顧客体験の全ては組み込みシステムを通じる」と語った。
フィールド氏のフォード移籍はブルームバーグが最初に報じた。
同氏の退社がアップルの自動車開発計画にとって意味するところは不明だ。
アップルは発表文で「ダグ(・フィールド氏)のこれまでの貢献に感謝しており、この次のチャプターでの彼の成功を祈っている」とした。
フィールド氏は7日、アップルでの仕事について話すつもりはないと表明。フォードの将来の自動車を巡る新たなデジタルプラットフォーム開発については、テクノロジー業界のパートナーとの提携にオープンだとしつつ、「われわれは顧客に与える体験をコントロールし、われわれの運命を巡るコントロールを握らなくてはならない」と語った。
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