- 2021/09/08 掲載
JPモルガン、VWの決済子会社に75%出資へ
VWの決済子会社フォルクスワーゲン・ペイメンツ(本社ルクセンブルク)は2017年創設で、32カ国で事業を展開。自動車の購入やリース、燃料購入やバッテリー充電などの決済や保険などの定額課金に関するサービスなどを提供している。
JPモルガンは、投資によって決済事業を刷新し、現在はモビリティー関連が対象のサービスを他の分野に広げる計画だとしている。
JPモルガンのホールセール決済のEMEA地域責任者はロイターに「自動車が物品やサービスの購入やサブスクリプション(定額課金)のお財布のような役割を果たす、コネクテッドカー(つながる車)の市場は急成長しているプラットフォームの一つだ」と語った。
近年、自動車メーカーなどの非金融事業会社の金融サービス参入が加速している。
JPモルガンによると、フォルクスワーゲン・ペイメンツの25.1%はVWの金融サービス部門が保有する。
VWが7月に発表した上期決算で、決済事業の利益は公表されていないが、金融サービス部門の収入は前年比18%増の226億ユーロ(267億7000万ドル)だった。
PR
PR
PR