• 2021/09/09 掲載

インタビュー:パウエル氏再任すべきでない、主要政策実現に向け=スティグリッツ氏

ロイター

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[ワシントン 8日 ロイター] - ノーベル経済学賞を受賞した経済学者で米コロンビア大教授のジョセフ・スティグリッツ氏は、バイデン米大統領が主要政策課題に真摯(しんし)であるならば、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長を再任すべきでないと語った。ロイターとのインタビューに応じた。

パウエル議長の任期満了が来年2月に迫る中、次期議長を巡る人事に注目が集まる。

スティグリッツ氏は「パウエル議長が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の中、経済を支援したと高く評価する声は多く、それについては私も賛同する」としつつも、2020年3月以降の低金利政策や資産購入策は「FRB議長としての最低限の条件だ。分別があれば、ほぼ誰もが同様の措置を講じるだろう」とした。

その上で、バイデン大統領はパウエル議長の金融規制に対する緩いアプローチや気候変動問題の銀行監督への組み入れへの消極的な姿勢に注目すべきとし、「バイデン政権が主要課題の中核を実現したいのであれば、(次期FRB議長は)パウエル氏ではないはずだ」と言明した。また、インフレが予想以上に高まった場合、パウエル議長が最大雇用の目標へのコミットを堅持するかどうかについても目を向けるべきと語った。

同時に、次期FRB議長の有力候補の一人として名前が挙がっているブレイナードFRB理事については、金融規制強化やFRBとして気候変動リスクを考慮していくことに前向きで、一段の雇用創出実現に向けインフレリスクを許容する姿勢を示していると指摘し、「明白なFRB議長候補」と述べた。

ホワイトハウスのサキ報道官は8日、次期FRB議長候補を巡りバイデン大統領が最終決定を下す時期についてコメントを避けた。

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