東京機械、投資会社に質問状＝株買い集めの目的ただす

新聞印刷用の輪転機大手、東京機械製作所は１１日までに、東京機械株式を大規模に買い集めている中国・香港系金融傘下の投資会社、アジア開発キャピタル（ＡＤＣ）に対し、買い付けの目的などをただす質問状を送付したと発表した。東京機械は１０月下旬に臨時株主総会を開き、買収防衛策の導入に承認を求める方針で、株主の判断材料として情報提供を求めた。

質問は大別して６項目。株式取得の目的のほか、買い集めを共に進めている協力者の有無、買い集め後の東京機械の経営方針、買い付け資金の裏付けなどについて、株主に分かりやすい形で具体的に回答するよう要請した。

【時事通信社】