- 2021/10/01 掲載
ホンダ、コア技術を生かした新領域への取り組みについて発表
【コア技術を生かした新領域へのチャレンジ】
Hondaは、経営基盤となる「既存事業の盤石化」を図りつつ、「環境負荷ゼロ社会」と「交通事故ゼロ社会」の実現に徹底してこだわり、さらには「新領域へのチャレンジ」にも取り組んでいます。現在、Hondaの研究開発を担う本田技術研究所では、環境と安全の先行技術の研究に加え、モビリティの可能性を"3次元"や、時間や空間の制限に縛られない"4次元"、さらには宇宙へと拡大し人々の時間や空間に新たな価値をもたらす独創的な技術研究を進めています。
こうした取り組みを可能とするのが、燃焼・電動・制御・ロボティクス技術といったHondaが培ってきたコア技術であり、これらの強みを総合的に活用することで、新領域においても人々の生活の可能性を拡げる喜びの実現にチャレンジします。
1.空の移動を身近にする「Honda eVTOL」(電動垂直離着陸機)
・電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドによる「Honda eVTOL」
・ハイブリッド化により航続距離を伸ばし、今後の市場拡大が見込まれる都市間移動に対応
・Honda eVTOLをコアに、地上モビリティとの連携により新たなモビリティエコシステムを創造
Hondaは、独創的なHondaJetで実現した空の移動をさらに身近なものとするため、さまざまなコア技術を生かして、eVTOL(electrical Vertical Take Off and Landing:電動垂直離着陸機)の開発に取り組んでいます。
eVTOLは、電動化技術によるクリーン性はもとより、シンプルな構造で推進を分散化することで、民間旅客機同等の安全性を保ちつつ、比較的小径なローターにより、街中で離着陸しても騒音とならない静粛性を実現できることから、開発競争が活発化しています。一方で、オール電化によるeVTOLには、バッテリー容量による航続距離の課題があり、その現実的な稼働範囲は都市内移動に留まっています。
これに対しHondaは、より航続距離が長く使い勝手の良い都市間移動を実現するため、電動化技術を生かしたガスタービンとのハイブリッドによるHonda eVTOLの開発に取り組み、市場拡大が見込まれる都市間移動の実現を目指します。また、Honda eVTOLには、電動化技術のほかにも、燃焼や空力、制御技術といった、これまでHondaがさまざまな領域で培った技術が生かされています。
Hondaは、このHonda eVTOLをコアに、地上のモビリティと連携し組み合わせることで、新たなモビリティエコシステムによる新価値の創造を目指します。
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