- 2021/10/06 掲載
会長に芳野氏選出=発足以来初の女性―連合
労働組合の中央組織、連合は6日、東京都内で定期大会を開き、退任する神津里季生会長の後任に芳野友子副会長を選出した。会長交代は6年ぶりで任期は2年。芳野氏は1989年の連合発足以来、初の女性会長となり、女性が働きやすい環境の拡充などで手腕が期待される。
事務局長には日本教職員組合(日教組)中央執行委員長の清水秀行氏が就いた。会長代行には、UAゼンセン会長の松浦昭彦氏と全日本自治団体労働組合(自治労)中央執行委員長の川本淳氏が就任。川本氏は再任となる。
芳野氏はミシンメーカーJUKIの労組出身。2015年から機械・金属中心の中小メーカーで構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」で副会長を務める。歴代の連合会長は、鉄鋼・造船重機メーカーなどの労組でつくる基幹労連出身の神津氏をはじめ、電機や電力など大手企業の労組出身者が占めており、JAM出身の会長は初めてだ。
芳野
友子氏(よしの・ともこ)84年東京重機工業(現JUKI)入社、JUKI労働組合の中央執行委員長を経て15年JAM副会長。55歳。東京都出身。
【時事通信社】 〔写真説明〕あいさつする連合の芳野友子新会長=6日午後(ユーチューブより)
関連コンテンツ
PR
PR
PR