- 2021/10/12 掲載
協調行動で脆弱国の増加止める必要、IMF専務理事が訴え
IMF・世銀の年次総会のパネルディスカッションで、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)は脆弱な国々における貧困、干ばつ、食品価格上昇のほか、一部では紛争などの問題を悪化させたと指摘。
「われわれは脆弱国が増加していると認識する必要があり、総力を結集する覚悟がない限り、この傾向を食い止めたり逆転することはできない」と強調した。
先進国と途上国は経済のトレンドが多様化しているが、脆弱国や紛争国は1人当たり実質国内総生産(GDP)が2020年に6.6%減少するなど、格差がより鮮明になっていると説明。公的債務も増え、インフレ圧力も増大すると見込まれているが、収入を増やせていなという。
格差拡大に歯止めをかけるには、脆弱国に対する国際社会の支援が必要だと訴えた。IMFはこれまでに75億ドルの支援を行ったとした。
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