- 2021/10/19 掲載
米国株式市場=S&P・ナスダック続伸、ハイテク株が主導
[18日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が続伸。ハイテク大手などが上昇を主導した。アップルの新製品発表が注目されたほか、投資家は第3・四半期の企業決算シーズンを楽観視しているもよう。
両指数は中国のさえない指標を受けて軟調なスタートとなったが、午前の取引終盤に買いが加速。フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットの「FAANG」銘柄のほか、マイクロソフトの上昇に支援された。
アップルは1%高で終了。同社は、自社開発の新型半導体を搭載するノートパソコン「MacBook Pro(マックブック・プロ)」の新モデル2機種を発表した。
最近圧迫されていたフェイスブックの株価は3%超上昇。欧州連合(EU)で今後5年間に1万人を新規雇用する方針を発表したことなどが好感された。
四半期決算を発表した企業はまだわずかで、投資家は今後数日から数週間の間に発表される一連の決算に期待している。
ウェドブッシュ証券の株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「今週はさまざまな業界から決算発表が相次ぐ。大型ハイテク企業の決算発表まで、最も抵抗の少ない道は依然として上向きだ」と語った。
電気自動車(EV)大手テスラや半導体大手エヌビディアも値上がりし、S&Pを押し上げた。
S&Pの主要11セクターでは、情報技術が0.9%高、一般消費財が1.2%高、通信サービスが0.7%高と上げが目立った。
一方、公益事業(0.97%安)、ヘルスケア(0.7%安)など4セクターが下落した。
娯楽大手ウォルト・ディズニーは3%値下がり。バークレイズが投資判断を「オーバーウエート」から「イコールウエート」に引き下げた。
今週はジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、ネットフリックス、ベライゾン・コミュニケーションズ、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが四半期決算を発表する。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.09対1の比率で上回った。ナスダックでは1.24対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は91億株。直近20営業日の平均は103億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35258.61 -36.15 -0.10 35221.02 35327.57 35035.94
前営業日終値 35294.76
ナスダック総合 15021.81 +124.47 +0.84 14839.74 15026.68 14833.28
前営業日終値 14897.34
S&P総合500種 4486.46 +15.09 +0.34 4463.72 4488.75 4447.47
前営業日終値 4471.37
ダウ輸送株20種 15282.52 +91.84 +0.60
ダウ公共株15種 889.48 -9.06 -1.01
フィラデルフィア半導体 3338.78 +24.37 +0.74
VIX指数 16.31 +0.01 +0.06
S&P一般消費財 1520.90 +18.03 +1.20
S&P素材 527.92 -0.23 -0.04
S&P工業 870.72 +0.80 +0.09
S&P主要消費財 731.43 -3.48 -0.47
S&P金融 656.92 +0.05 +0.01
S&P不動産 289.29 +0.64 +0.22
S&Pエネルギー 434.89 +0.45 +0.10
S&Pヘルスケア 1480.83 -10.73 -0.72
S&P通信サービス 273.22 +1.93 +0.71
S&P情報技術 2761.19 +23.26 +0.85
S&P公益事業 330.59 -3.22 -0.97
NYSE出来高 8.10億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 29105 + 195 大阪比
シカゴ日経先物12月限 円建て 29090 + 180 大阪比
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