- 2021/10/19 掲載
午前の日経平均は反発、米ナスダック高を好感 アジア株高も支援
週明け18日の米国株式市場では、ハイテク大手などが上昇を主導しS&P総合500種とナスダック総合は続伸した。アップルの新製品発表が注目されたほか、第3・四半期の企業決算への楽観もあるとみられている。
日本株は反発スタート後、上げ幅を拡大し一時221円35銭高の2万9246円81銭で高値を付けた。前場を通してプラス圏での一進一退の値動きが継続した。
ただ、市場では「好業績を期待した買い入れを行いたいところだが、急速な円安と原油高はダブルパンチ。企業決算の本格化を来週に控えているため、今は様子を見たいところ」(運用会社)と慎重な声も聞かれた。
取引時間中、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したと伝わったが、相場への影響は限定的だった。
TOPIXは0.24%高の2024.05ポイントで午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2331億9000万円と薄商いだった。東証33業種では、海運業、精密機器、その他製品などの15業種が値上がり。鉱業、空運業、石油・石炭製品などの18業種は値下がりとなった。
個別では、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループなどの日経平均の値がさ株はしっかり。第一三共、太陽誘電は値下がりした。
そのほか、円安基調を背景に前日には大幅高となったトヨタ自動車、ホンダ、SUBARUなどの自動車株は利益確定売りに押され反落。INPEX、石油資源開発などの石油関連株も原油高に一服感が出始めたことから利益確定売りが優勢となった。
東証1部の騰落数は、値上がり951銘柄に対し、値下がりが1114銘柄、変わらずが115銘柄だった。
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