- 2021/10/19 掲載
日経平均は反発、値がさハイテク株に買い 米ナスダック高の流れ
日経平均は反発スタート後も上げ幅を拡大し、後場では247円03銭高の2万9272円49銭の高値をつけた。ただ、その後は上げ一服となり、2万9200円近辺で一進一退となった。来週に企業決算発表が本格化することもあり、さらなる上値追いには慎重だった。
松井証券の窪田朋一朗シニアマーケットアナリストは「原油高や中国不動産問題といった懸念材料が幾分後退し、日経平均はしっかり。短期的なインフレリスクもいったんは後退したが、11月上旬のFOMC(連邦公開市場委員会)までは様子を見たい」との見方を示した。
TOPIXは前営業日比0.36%高の2026.57ポイント。東証1部の売買代金は2兆4409億円。東証33業種では、海運業、精密機器、その他製品などの15業種が値上がり。半面、鉱業、空運業、石油・石炭製品などの18業種は値下がりした。
個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンファナックなどの値がさ株がしっかり。4銘柄で日経平均を約142円押し上げた。半面、第一三共、アステラス製薬などは軟調だった。
そのほか、INPEX、石油資源開発などの石油関連株は大幅安。原油高に一服感が出始めたことから利益確定売りが加速した。円安基調を背景に前日には大幅高となったトヨタ自動車、ホンダ、SUBARUなどの自動車株も反落した。
東証1部の騰落数は、値上がり1115銘柄に対し、値下がりが962銘柄、変わらずが107銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29215.52 +190.06 29117.28 29,075.37─29,272.49
TOPIX 2026.57 +7.34 2023.20 2,018.10─2,029.40
東証出来高(万株) 99279.00 東証売買代金(億円) 24409.00
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