- 2021/10/20 掲載
米P&G、化粧品など一部値上げ コモディティー価格上昇に対応
シュルテン最高財務責任者(CFO)はメディア向け電話会議で、今回の値上げは広範囲に実施されるものではなく、カミソリなどの特定商品や一部のサブカテゴリーを対象にしていると指摘。値上げは倉庫保管費と原材料費が原因としたほか、ディーゼル燃料やエネルギー価格も上昇傾向にあるとし、「コモディティー価格の上昇圧力が緩和されることはないだろう」とした。
P&Gはこの日、コモディティー価格と運賃による今期業績への影響額を19億ドルから23億ドルに引き上げた。これにより通期の1株利益への影響額は0.70ドルから0.90ドルになるという。
一方、純売上高が2─4%増、1株利益が3─6%増との通期見通しを維持。値上げとプレミアム製品の需要増がコスト増を相殺すると見込んだ。
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