- 2021/10/20 掲載
IMFチーフエコノミストが来年1月退任、ハーバード大に復職へ
同氏はIMF初の女性チーフエコノミストとして2018年10月に就任。新型コロナウイルスとワクチン目標のほか、気候変動の緩和に関する新しいIMFの分析調査を率いた。
ゲオルギエワ専務理事は声明で、IMFの仕事に「極めて大きい」影響をもたらしたとしてゴピナート氏をたたえた。
ゴピナート氏は、2021年末までに全ての国で人口の少なくとも40%にワクチンを接種することでパンデミック(世界的大流行)収束を目指す500億ドル規模の提案を起草し、評価を受けた。この案はその後、世界銀行、世界貿易機関(WTO)、世界保健機関(WHO)から支持された。
事情に詳しい関係筋によると、ゴピナート氏の退任はゲオルギエワ専務理事に対する疑念を呼び起こした倫理的スキャンダルとは無関係だという。
ゴピナート氏は来年1月に公表されるIMFの次回「世界経済見通し」を統括する。
アデイエモ米財務副長官は19日、上院銀行委員会の公聴会で、ゲオルギエワ専務理事が前職在任中にデータ不正操作に関与した疑惑に絡み、同氏に対し、IMFの完全性確保に向けた変革を実行し、トップの責任を果たすよう求める考えを示した。
PR
PR
PR