• 2021/10/21 掲載

21日の日経平均は反落、環境・需給両面の不透明感で下げ加速

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[東京 21日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反落した。中国恒大集団の債務問題の深刻化懸念や原油価格上昇に伴うインフレ圧力の警戒などの環境面、日本郵政の株式売却に絡んだ思惑など需給面に不透明感が強く、後半にかけて下げ足を速める展開となった。

20日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が続伸。予想よりも好調な内容となっている企業決算が材料視され、ダウは8月半ばに付けた過去最高値を上回ったが、ナスダック総合は小幅下落となった。

一方、日本株については、中国恒大集団が不動産管理子会社である恒大物業集団の株式売却が頓挫したと発表し債務問題が深刻化したとの印象を与えたほか、止まらない原油高によるインフレ圧力への懸念、国内要因では総選挙での自民党への支持が伸びないなど、環境面での不透明感が強くなっている。

前半は弱もちあいの展開となっていたものの、後場に入ってから日経平均は急落。市場では、25日─27日の値決めを前にして「日本郵政株売却に伴う換金売りが出始めているようだ。目先は換金売りが需給面での不安材料になる」(別の国内証券)との声も聞かれた。

市場では「恒大集団の債務問題がより厳しくなるなど環境が悪化した中、日々の商いも細る傾向にあるだけに、何かのきっかけで売りが出てくると抗しきれない」(東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏)との指摘もある。

TOPIXは1.32%安。東証1部の売買代金は2兆4488億9700万円と細り気味となっている。東証33業種はm全業種が値下がりした。個別では、東京エレクトロンなど半導体関連株が売られたほか、指数寄与度が大きいファーストリテイリングも大幅安。トヨタ自動車など主力銘柄も総じて軟調だが、住友金属鉱山は小じっかりだった。

東証1部の騰落数は、値上がり323銘柄に対し、値下がりが1786銘柄、変わらずが75銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 28708.58 -546.97 29152.74 28688.78

─29220.82

TOPIX 2000.81 -26.86 2022.97 2000.67

─2025.90

東証出来高(万株) 104191 東証売買代金(億円) 24488.97

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます